FMJokerの狭くて浅いブログ

映画、ドラマ、アニメ、ゲーム、音楽その他いろいろなことについて気の向くままに書いてけつかろうと思います。僕が好きそうな作品、素敵な作品があれば教えてください!

おじいさん孫娘になんという・・・ リトル・ミス・サンシャイン

今回は先日買った映画リトル・ミス・サンシャインについて書こうと思います。

3、4日前に買ったんですが、えらいハマりすでに5回くらいみてます笑

 

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そもそもなぜこの作品を見るに至ったのかをまずお話したいと思います。

 

僕は、何回も見たくなるような作品は魅力的である、何回も見たくないような映画は魅力的ではなく、あまり出会いたくないという考えのもと、映画を他の人たちの評価から選んでいます。あんまり冒険はしてません。

 

特に僕が参考にしているのは、アメリカ?の映画雑誌エンパイアーズの映画ランキング500位です。ちょっと前のランキングですけど。(確か2008か2010?)

その500位を紹介している動画がニコニコ動画にありまして、自分はそれを参考に自分が気になるタイトルをリストアップし、140本までに絞りました。

 

そのリストの中にリトル・ミス・サンシャインがあり、ブックオフで750円で売られてたので買ったわけです。

他にもリストに載ってた作品が6本以外にいくつかあったんですが、お金がないので・・

 

以下購入タイトルと購入理由

リトル・ミス・サンシャイン

映画をみる前にこの映画の音楽を聴いており、それに惚れたため。

ニキータ

メタルギアニキータミサイルのモデルとなったとされるため。

ボーン・アイデンティティ

ボールペンで戦うとこが見たかった。

ボーン・スプレマシー

安かった。アイデンティティ買うしついで。3は安くなかった

タクシードライバー

有名なアドリブシーンを見たかった。

群衆

250円は安い。

 

その日は、調子にのりこの映画6本と小説15冊をかってしまい、予想外の出費をしてしまいました。ブックオフおそろしい子・・!ちなみにファイトクラブの原作はなかったです(;_;)

 

どうでもいい話はここまでにしてリトル・ミス・サンシャインについて話して行きましょう

 

以下はネタバレが含まれるのでまだ見てない人は見てから読んだ方が良いと思います。

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リトル・ミス・サンシャインは、小さな女の子のアップから始まります。

彼女はテレビを食い入るように見つめています。

そのテレビにはミス・アメリカのコンテストで今まさに優勝した女性が喜びのあまり顔を覆っている姿が。

小さなおんなの子は、ミス・アメリカの真似をしています。どうやら彼女に憧れているようです。でもちょっとポッチャリ気味

写真一番右のオリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)

 

場面は変わり、大学の教授らしき中年の男性が講義をしている様子が描かれます。

夢は必ず実現できる。

あなたは勝ち馬か負け犬か?

熱弁をする視線の先には5、6人しかいないガラガラの教室。

この教授は勝ち馬なのでしょうか?

写真一番左 リチャード(グレッグ・キニア)

 

さらに場面はかわり、

ニーチェの描かれた部屋で黙々とトレーニングをする青年が映されます。

トレーニングがひと段落つき、彼は壁から下げられたながーい紙の1マスに数字を記入します。

彼はどうやらなにか目標をもちそれに向かいトレーニングをしているようです。

写真左から3番目 ドウェーン(ポール・ダノ)

 

場面はさらにかわり

扉を締切るおじいさん、なにやらポーチをゴソゴソとさぐり、あやしい薬を取り出します。

慣れた手つきで麻薬を吸引し、椅子に腰掛けます。

写真左から2番目 グランパ(アラン・アーキン)

 

場面はかわり、車のなかで電話をする女性が写されます。

少し苛立ち気味にタバコを吸いながら「タバコは吸ってないわよ」と。「もう病院だから切るわ」と電話の相手に伝えます。

左から3番目 シェリル(トニ・コレット)

 

場面は変わります。

悲痛な表情を浮かべ窓をみる男性が映されます。

彼の手には包帯が巻かれており、どうやら病院にいるようです。

左から2番目 フランク(スティーブ・カレル)

そしてタイトルが男性の顔に被りながら出てきます。

リトル・ミス・サンシャイン

 

個性的で一見バラバラにみえる彼ら。それが徐々に関係性が明らかになり、家族であることがわかります。

なんとなく、家族の絆を描いた真剣な感動ものの映画なのかなと感じ始めます。

冒頭で流れる音楽もすこし暗くその思いを強めます。(この曲(The winner is)すごく好き)

でも、そうではありません

これは、コメディです。

いや、確かに家族の絆は描かれています。絆というよりは家族の再生といったほうがいい気がしますが

しかし、この作品根底にあるのはコメディです。

家族の対立とか、悲痛な問題は起こりますが。

あくまでもコメディのおまけであると思います。

あまり深刻になりすぎないように細心の注意を払ったと、オーディオコメンタリーで監督たちは語っています。

 

僕がこの映画がコメディだと気づき始めたのは、ドウェーンの無言の誓い。フランクがゲイだと告白しオリーブがバカみたいといったところ。

確信したのが、グランパに言われてフランクがポルノ雑誌を買いに行くところです。

 

でも、最期にはお涙頂戴的な感動があるんだろ、とひねた感じで見てたんですが、あのダンスでそんな幻想全て打ち砕かれました。笑

この映画は最初から最後までコメディだった笑

完璧にやられました

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先ほども書きましたが、監督は家族が抱える問題が深刻に映り過ぎないように細心の注意をはらったようです。(離婚話をカットしたり、冒頭のフランクの悲しい表情を長く映さないようにしたりetc)

そのおかげでグランパが死んだ時も彼がいつか起き上がるものだと思いましたけど笑

まるでトムとジェリーみたいに瀕死の傷を負ってもコメディの次のシーンには全力でジェリーを追っかけるトムのように

復活はなかったけどそう思わせるだけの世界観がありました。

 

僕が、リトル・ミス・サンシャインで気に入っているシーンはいっぱいありますが、特に好きなのはフランクがグランパにポルノを買ってこいというシーンです。

そこで漏れるフランクフッていう笑いがすごい好き。彼の他の作品が見たくなった笑

フランクの走り方も好き笑

 

他には

グランパが死んだ次の日、病院でドウェーンがメモ帳をとりだして、落ち込んでいるママにハグするようにオリーブに伝えるとことか

 

警官とお父さんの微妙な空気とか笑

 

最後のダンスも大好きです。笑

娘が突然脱ぎだして気が気でないパパの表情とか最高です笑

 

とにかく言いたいのは、

リトル・ミス・サンシャイン

いままででみたなかで最高のコメディ映画だったということです。

それほどコメディみませんけど

あと、オーディオコメンタリーおもしろいわってこと笑

 

僕はアメリカで一番のプルースト学者だぞ!

 

40歳の童貞男みたいなー笑

すっかりスティーブ・カレルにはまってしまった笑

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